プレコンセプションケア健診

プレコンセプションケア健診

コンセプションは受胎という意味です。受胎前つまり妊娠前から、将来の妊娠のための健康管理を行い、健康状態を改善させることをプレコンセプションケアといいます。
いざ妊娠したいと思ったときに検査を始める、または、なかなか妊娠しないから検査してみるのでは大切な時間を無駄にしてしまいます。妊娠したいと思ったときにすぐにトライできるからだ作りを今からしておきませんか?

項目

  • 経腟超音波検査
  • 子宮頸がん検診
  • クラミジア+淋菌のPCR検査
  • 採血検査
    • AMH(アンチミュラリアンホルモン)
    • HbA1c
    • 風疹+麻疹の抗体価
    • 甲状腺機能(TSH, fT4, 抗TPO抗体)
    • 血算

それぞれの項目の説明

経腟超音波検査

子宮筋腫や卵巣腫瘍の有無はもちろん、月経不順や排卵障害、不妊の原因になるPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の所見がないかもチェックします。

子宮頸がん検診

子宮の入り口付近の頸部をブラシで擦って細胞を集め、顕微鏡でがん細胞や前がん病変の細胞を見つける検査です。出血などの症状がなくても、性交渉の経験がある方では2年に1回は検診を受けることが推奨されています。

クラミジア+淋菌のPCR検査

どちらも性感染症です。女性では感染しても大多数の方で無症状であり、感染に気付かず無治療のまま放置されることが多いです。そうすると感染が卵管や腹腔内まで拡がり、卵管狭窄や閉塞、卵管周囲癒着をきたし、不妊や異所性妊娠(子宮外妊娠)の原因となります。出産に際しては、新生児結膜炎や新生児肺炎の原因となります。

AMH(アンチミュラリアンホルモン)

卵巣予備能=卵巣における原子卵胞の在庫の多い少ないを調べます。原子卵胞は卵子のもとになるものであり、新たに作られることはありません。原子卵胞は胎児期に500-700万個まで増え、生まれたときにはすでに100-200万個まで減少し、生殖期には10-30万個になり、1か月約1000個ずつの割合で確実に減少します。その数は個人差が大きく、卵巣予備能を知ることは自分の人生設計を考えるうえで有意義です。しかし、AMHはあくまで卵巣に残っている卵子の数の目安であり、卵子の質や妊娠できるかどうかを予想できるものではありません。解釈が難しい項目であり、精通している医師のもとで検査した方がよいでしょう。

HbA1c

糖尿病の有無をチェックします。糖尿病合併妊娠では胎児奇形のリスクがあります。この奇形は妊娠前の糖尿病が見逃されていた妊婦さんからの発症が最も多いことが問題です。妊娠初期検査で糖尿病のスクリーニングを受けて治療を開始したのでは、すでに胎児の器官形成期を過ぎており、奇形を予防できません。妊娠前にしっかり診断することが大切です。

風疹+麻疹の抗体価

妊娠初期の風疹感染は、赤ちゃんに先天性心疾患・難聴・白内障を引き起こす先天性風疹症候群の原因です。麻疹(はしか)感染は、流早産や胎児発育不全をひきおこします。抗体価が低い場合には、当クリニックでワクチン接種も可能です(生ワクチンですので2か月間の避妊が必要です)。妊娠してからのワクチン接種はできませんのでいまのうちに備えておきましょう。

甲状腺機能(TSH, fT4, 抗TPO抗体)

不妊や流産と甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症の関係が報告されています。妊娠を希望する前から甲状腺機能を良好に保っておくことが大切です。妊娠に関わる項目を検査し、必要に応じて専門のクリニックへ紹介いたします。

血算

貧血や血小板減少の有無を調べます。過多月経の方では自覚症状なく貧血になっていることがあります。

料金

22,000円(税込)
18,700円(税込):子宮頸がん検診を行わない場合

  • 子宮頸がん検診は1年以内に実施済みまたは近日中に実施予定であれば行わなくてよいと思います。
  • 月経中は避けて受診してください。
  • 仙台市のクーポンがあれば同時にご使用いただけます。(期限内のものに限る)
  • 自費検査ですので、同日に保険診療は行えません。